目次
「3ヶ月で第二種電気工事士に合格したい」という方に向けて、具体的な週単位のスケジュールを公開します。
電気の基礎知識がある方なら3ヶ月は十分な期間です。まったくの初学者でも、1日1〜2時間を確保できれば3ヶ月での合格は現実的な目標です。
3ヶ月スケジュールの前提条件
| 条件 | 詳細 |
|---|---|
| 1日の学習時間 | 平均1〜2時間 |
| 対象者 | 電気の基礎知識がある、または実務経験がある方 |
| 試験スケジュール | 上期試験(学科:4〜5月、技能:7月)を目標 |
初学者の方は、3ヶ月スケジュールを1.5〜2倍に延ばした4〜6ヶ月プランで取り組むことをおすすめします。
全体スケジュールの概要
| 期間 | フォーカス | 目標 |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 学科試験の基礎固め | 各分野の概要把握・図記号暗記 |
| 2ヶ月目 | 学科試験の完成 | 過去問で安定70%以上の得点 |
| 3ヶ月目 | 技能試験の練習 | 全13候補問題を40分以内に完成 |
技能試験は学科試験の後に実施されますが、3ヶ月プランでは最初から技能試験を見据えて計画を立てます。
1ヶ月目:学科の基礎固め
Week 1(学習開始)
目的:試験の全体像を把握する
- 試験範囲と出題傾向を確認(1日)
- テキストを斜め読みして全体像を把握(2〜3日)
- 過去問を1年分解いて現在地を知る(2日)
最初から完璧を目指さず、「今の自分がどれくらい解けるか」を把握することが目的です。初見で20〜25問正解できれば十分なスタートラインです。
Week 2(電気理論)
目的:基礎計算をマスターする
- 電圧・電流・抵抗の関係(V=IR)
- 直列回路の合成抵抗
- 並列回路の合成抵抗
2日目:電力計算
3日目:交流の基礎
4日目:電気理論の過去問演習
- 直近3年分の電気理論問題を解く
5日目:復習・弱点補強
Week 3(配線設計・材料・工具)
目的:電線・器具・工具の知識を固める
1〜2日目:電線の種類と用途
- VVF・VVR・EM-EEF など主要電線の違い
- 電線の太さと許容電流
3日目:工具の種類と用途
- 電工工具の写真で名称と用途を暗記
4日目:スイッチ・コンセント・照明器具
- 写真問題への対策
5日目:過去問演習
Week 4(法令・施設・接地工事)
目的:ルールの暗記を固める
1〜2日目:電気工事士法
- 電気工事士が必要な工事・不要な工事
- 違反した場合の罰則
3日目:接地工事の種類
- A種・B種・C種・D種の接地抵抗値
- 接地線の太さ
4日目:低圧電路の施設基準
- 対地電圧の制限
- 感電防止のルール
5日目:法令の過去問演習
2ヶ月目:学科の完成
Week 5〜6(配線図・複線図)
最重要ポイント:複線図を完全にマスターする
配線図問題は10問出題され、合否に大きく影響します。2週間で複線図を確実に書けるようにします。
1日目:単線図から複線図への書き換えルール
- 接地側(白線)と非接地側(黒線)のルール
- スイッチと照明の対応関係
2〜3日目:1灯1スイッチの複線図練習
- 最もシンプルな回路で基本を習得
4〜5日目:コンセント・2灯・3路スイッチ
- 複数の器具がある場合の複線図
翌週:過去10年分の配線図問題を解く
- 毎日10問を目標に練習
Week 7(弱点補強)
これまでの学習で間違えた問題を集め、分野別に整理します。
- 正答率が低い分野のテキストを再確認
- 間違えた過去問を3回解き直す
- 「なぜ間違えたか」を言語化する
Week 8(模擬試験)
目的:本番想定で実力を確認する
- 過去3年分を本番形式(2時間、50問)で解く
- 各回で40問以上(80%)を目標に
- 得点が低い場合は弱点分野を再学習
2ヶ月目の終わり時点の目標
- 過去問を本番形式で解いて70〜80%の得点が安定している
- 複線図が20分以内に書ける
3ヶ月目:技能試験の練習
Week 9(複線図の確認と工具操作)
学科試験の合格が確定(または確信が持てる段階)になったら、技能試験の準備に移ります。
1〜2日目:技能試験テキストで全体像を把握
- 候補問題13種の概要確認
- 欠陥基準の確認
3日目:工具を実際に手に取って慣れる
- ケーブル外装の剥ぎ取り
- 絶縁被覆の剥ぎ取り(規定長さで)
4〜5日目:基本操作の練習
- 輪作り(ランプレセプタクル用)
- 差込コネクタへの接続
Week 10〜11(候補問題の施工練習)
2週間で全13種を1回ずつ完成させます。
1日あたり1〜2問を目標に
| 日 | 候補問題 |
|---|---|
| 1〜2日目 | No.1、No.2 |
| 3〜4日目 | No.3、No.4 |
| 5〜6日目 | No.5、No.6 |
| 7〜8日目 | No.7、No.8 |
| 9〜10日目 | No.9、No.10 |
| 11〜12日目 | No.11、No.12 |
| 13〜14日目 | No.13 |
最初は時間を気にせず「正確に完成させること」を優先してください。
Week 12(直前仕上げ)
目的:40分以内での完成を安定させる
- 苦手な候補問題を中心に繰り返し練習
- すべての問題を40分以内に完成させる
- 欠陥チェックリストで見落としがないか確認
1日の学習タイムテーブル(例)
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 平日(1時間) | 通勤中:スマホアプリで過去問演習(30分) |
| 夜:テキスト・過去問演習(30分) | |
| 休日(3時間) | 午前:テキスト学習(1.5時間) |
| 午後:過去問または技能練習(1.5時間) |
隙間時間を活用したスマホでの学習と、まとまった時間でのテキスト学習を組み合わせることで、1日平均1.5〜2時間の学習時間を確保できます。
3ヶ月計画を軌道に乗せるために
最初の1週間が重要
新しい学習習慣は、最初の1週間に毎日続けられるかどうかで定着するかが決まります。最初の1週間は「内容の理解」より「毎日勉強する習慣を作ること」を優先しましょう。
計画より実績を大切に
スケジュール通りに進まない日があっても問題ありません。「今週の目標の50%しかできなかった」という日があれば、翌週に調整するだけです。計画の遅れに対して必要以上に焦らないことが、3ヶ月間続けるコツです。
学科と技能は並行して
3ヶ月プランでは学科2ヶ月・技能1ヶ月と書きましたが、複線図の学習は学科と技能の両方に共通します。1ヶ月目から複線図の練習を始めておくと、2ヶ月目の負荷が下がります。
まとめ
3ヶ月で第二種電気工事士に合格するスケジュールをまとめます。
- 1ヶ月目:学科の各分野を順番に学習
- 2ヶ月目:複線図・過去問演習で実力を固める
- 3ヶ月目:技能試験の候補問題を全種類練習
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setsucan 編集部
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