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衛生管理者の勉強を始める前に、多くの方が「どのくらい勉強すれば合格できるの?」という疑問を持ちます。社会人として働きながら資格を取る場合、勉強時間の見通しが立てられないと、計画を立てることも難しくなります。
この記事では、第一種・第二種衛生管理者それぞれの必要勉強時間の目安と、忙しい社会人でも実践できる学習スケジュールの立て方を解説します。
この記事でわかること
- 第一種・第二種別の合格に必要な勉強時間の目安
- バックグラウンドによる学習時間の違い
- 週・月単位の学習スケジュールの作り方
- 勉強時間を確保するための実践的なコツ
第一種・第二種の必要勉強時間
第一種衛生管理者
第一種衛生管理者の合格に必要な学習時間は、一般的に 100〜150時間 が目安です。
ただし、バックグラウンドによって大きく異なります。
| バックグラウンド | 目安学習時間 |
|---|---|
| 医療・化学・設備管理系の実務経験者 | 80〜100時間 |
| 事務・営業・サービス系の経験者 | 120〜150時間 |
| 理系学部卒(化学・生物の知識あり) | 90〜120時間 |
有害業務に関する科目(有機溶剤・特定化学物質など)は、実務や学業で接触がないと理解に時間がかかります。文系・非理系の方は多めに時間を見積もることをおすすめします。
第二種衛生管理者
第二種衛生管理者は有害業務に関する科目がないため、学習量が少なく済みます。
| バックグラウンド | 目安学習時間 |
|---|---|
| 事務・IT・金融業経験者 | 60〜80時間 |
| 初めて法令系資格を受験する方 | 80〜100時間 |
第一種と比較すると、おおよそ70%程度の学習時間で合格ラインに到達できます。
学習期間のシミュレーション
1日あたりの学習時間別プラン
| 1日の学習時間 | 第二種の期間 | 第一種の期間 |
|---|---|---|
| 30分 | 4〜6か月 | 6〜10か月 |
| 1時間 | 2〜3か月 | 3〜5か月 |
| 1.5時間 | 1.5〜2か月 | 2〜3か月 |
| 2時間 | 1〜1.5か月 | 1.5〜2.5か月 |
衛生管理者試験は月2〜4回試験が開催されているため、計画次第で比較的短期間での挑戦が可能です。ただし詰め込みすぎると定着が悪くなるため、最低でも2〜3か月の学習期間を確保することをおすすめします。
科目別の時間配分
第一種の場合(合計100〜130時間を想定)
| 科目 | 推奨学習時間 | 理由 |
|---|---|---|
| 労働生理 | 15〜20時間 | 理解が主、得点源になりやすい |
| 関係法令(有害業務なし) | 15〜20時間 | 数値の暗記が中心 |
| 労働衛生(有害業務なし) | 15〜20時間 | 数値と基準の暗記 |
| 関係法令(有害業務あり) | 25〜30時間 | 法令が多く覚えることが多い |
| 労働衛生(有害業務あり) | 25〜30時間 | 化学・物理の知識が必要 |
| 過去問演習・復習 | 20〜25時間 | 全科目横断的に実施 |
第二種の場合(合計70〜90時間を想定)
| 科目 | 推奨学習時間 |
|---|---|
| 労働生理 | 15〜20時間 |
| 関係法令(有害業務なし) | 20〜25時間 |
| 労働衛生(有害業務なし) | 20〜25時間 |
| 過去問演習・復習 | 15〜20時間 |
実践的な学習スケジュール(3か月プラン)
第一種向け12週間スケジュール
第1〜3週目:労働生理をマスターする
- テキストの労働生理部分を通読
- 過去問・予想問題を解いて知識を定着させる
- 目標:労働生理の演習正答率75%以上
第4〜5週目:労働衛生(有害業務なし)
- 照度・温熱条件・健康診断の基準を集中的に覚える
- 数値の一覧表を作成して毎日確認する
第6〜8週目:労働衛生(有害業務あり)
- 有機溶剤・粉じん・鉛・騒音の分類と規制を整理
- 「測定・健診ともに6か月ごと」のリズムを覚える
第9〜10週目:関係法令(有害業務なし・あり)
- 選任義務の人数基準を表にまとめる
- 特定化学物質の記録保存期間(30年)など重要数値を暗記
第11週目:弱点補強
- 演習で誤答した問題を集中的に復習
- 各科目の最低点(40%)を確保する
第12週目:仕上げ
- 全科目の横断演習
- 頻出ポイントの最終確認
忙しい社会人の時間確保術
スキマ時間を活用する
- 通勤電車(往復30〜60分):スマホで予想問題を解く
- 昼休み(15〜20分):用語集や数値の一覧表を確認
- 就寝前(20〜30分):その日学んだ内容を軽く復習
週末に「まとめ学習」を設ける
平日は30分〜1時間の細切れ学習でも、週末に2〜3時間のまとめ学習日を設けることで理解が深まります。週末に「その週のまとめと過去問演習」を行うサイクルが効果的です。
モチベーション維持のコツ
- 学習記録をアプリやノートにつける
- 試験日から逆算した週次ゴールを設定する
- 学習仲間を見つけてSNSやグループで進捗を共有する
まとめ
- 第一種衛生管理者:100〜150時間(バックグラウンドにより異なる)
- 第二種衛生管理者:70〜100時間
- 1日1時間確保できれば、第二種は2〜3か月、第一種は3〜5か月での合格が可能
- スキマ時間を活用した積み重ねが社会人学習の鍵
- 全科目の最低点(40%)確保を意識した科目バランスが重要
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監修・執筆
setsucan 編集部
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