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「危険物乙4の勉強、どれくらい時間が必要?」これは試験を検討している多くの方が最初に気になることです。結論から言えば、文系・初学者でも50〜100時間が目安です。
毎日1時間の勉強なら2〜3ヶ月、毎日2時間なら1〜1.5ヶ月で合格ラインに達することができます。この記事では、バックグラウンド別の必要時間と、効率的な時間の使い方を解説します。
バックグラウンド別の勉強時間目安
| バックグラウンド | 目安の勉強時間 | 推奨期間(1日1時間の場合) |
|---|---|---|
| 化学系の学歴・知識あり | 30〜50時間 | 1〜1.5ヶ月 |
| 理系だが化学は苦手 | 40〜60時間 | 1.5〜2ヶ月 |
| 文系・化学は高校以来 | 60〜80時間 | 2〜2.5ヶ月 |
| 化学アレルギー・全くの初学者 | 80〜100時間 | 2.5〜3ヶ月 |
合格率30〜40%という数字に惑わされないでください。「準備不足で受験した人」が多いため合格率が低いだけで、しっかりと学習すれば合格は難しくありません。
科目別の時間配分
危険物乙4は3科目で構成されており、それぞれの対策に費やす時間の割合が重要です。
性質・消火(全体の40%)
問題数が20問と最多の科目です。ガソリン・灯油・軽油・重油など各危険物の性質や消火方法を覚えます。出題数が多い分、ここで得点を稼ぐことが合格への近道です。
80時間のプランなら:約32時間
法令(全体の40%)
消防法に関する暗記科目です。製造所等の種類・指定数量・各種手続きの要件など、出題パターンが固定されているため過去問演習が最も効率的です。
80時間のプランなら:約32時間
物理・化学(全体の20%)
燃焼の3要素・引火点・静電気など、理論の理解が中心です。問題数が10問と少なく、基本を押さえれば安定した得点源になります。
80時間のプランなら:約16時間
勉強時間のフェーズ別配分
フェーズ1:全体把握(全体の20〜25%)
まずテキストを1周して、出題範囲と全体像をざっくり把握します。この段階で「完璧に理解する」必要はありません。
- テキストをひと通り読む(精読でなく流し読みでOK)
- setsucanの用語集で重要語句を確認
- 試験の雰囲気をつかむ
フェーズ2:過去問・演習(全体の50〜60%)
学習時間の大半をここに使います。問題を解き、間違えた箇所をテキストで確認するサイクルを繰り返します。
- 1日15〜20問を目標に解く
- 間違えた問題に印をつけて重点的に復習
- setsucanの予想問題も活用する
フェーズ3:弱点補強・総仕上げ(全体の20〜25%)
試験前2〜3週間は弱点分野の集中復習と模擬試験形式での演習に充てます。
- 苦手な科目・テーマを重点的に復習
- 時間を計って本番形式で問題を解く
- 直前1週間は全体の流し読みと用語確認
1日の学習パターン例
平日30分コース(超多忙な社会人向け)
| 時間帯 | 内容 |
|---|---|
| 通勤電車(15分) | setsucanの予想問題を5問解く |
| 昼休み(15分) | 用語集をチェック or テキスト読み返し |
月間:約15時間 → 約5〜6ヶ月で到達
平日1時間コース(標準プラン)
| 時間帯 | 内容 |
|---|---|
| 夜(45分) | 過去問15〜20問を演習 |
| 夜(15分) | 間違えた問題の解説を読む |
月間:約30時間 → 約2〜3ヶ月で到達
週末集中コース(平日に時間が取りにくい人向け)
| 曜日 | 内容 |
|---|---|
| 平日(各15分) | 用語・法令の確認 |
| 土曜(2〜3時間) | 過去問演習・新単元学習 |
| 日曜(2〜3時間) | 復習・弱点補強 |
月間:約20〜30時間 → 約2〜4ヶ月で到達
文系・初学者が陥りやすい落とし穴
物理・化学を後回しにしすぎる
物理・化学は問題数が10問と少ないですが、各科目60%が必要なため、この科目だけで不合格になるケースがあります。疎かにしないよう、最低でも全体の15〜20%の時間を確保してください。
テキスト熟読に時間をかけすぎる
読むだけでは覚えられません。早めに問題演習に移り、「解く→確認する」サイクルに入ることが効率的です。テキストは「辞書的に使う」という感覚で十分です。
1科目だけ得点を上げようとする
3科目それぞれで60%以上が合格条件です。性質・消火が満点でも、法令が50%だと不合格になります。得意科目に偏らず、苦手科目の底上げを意識してください。
まとめ
- 危険物乙4の必要勉強時間は文系・初学者で50〜100時間が目安
- 性質・消火40%・法令40%・物理化学20%の配分で学習する
- テキスト熟読より過去問演習を重視する
- 3科目バランスよく学習し、苦手科目を放置しない
無理のないスケジュールを立てて、計画的に進めることが合格への最短ルートです。
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監修・執筆
setsucan 編集部
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